2005年03月27日

マスハードフ大統領殺害に関する共同声明

 チェチェン情勢は、日本ではなかなか報道されないので分かりにくいですが、たいへんなことが起こっています。国際社会がチェチェンを見捨ててしまわないように、少しでも声を上げていきたい。
 以下、「チェチェンニュース」というメルマガからの転載です。メルマガはまぐまぐ!で購読できるので、読んでみてください。IDは0000093520です。

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 チェチェンニュースの大富です。次のような声明をまとめましたので、
よろしければ賛同をお願いします。
末尾のシートに記入の上、ootomi@chechennews.org にメールでお戻しください。

 声明文はロシア大使館などに送付します。またロシア語訳の上、チェチェン
側通信社を通じて、インターネット上で公開する予定です。

よろしくお願いします。





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「今こそ、無関心を乗り越えて」マスハードフ大統領殺害に関する共同声明
http://chechennews.org/activity/ap20050324.htm


 2005年3月8日、チェチェン共和国の首都の隣村であるトルストイ・ユ
ルトにおいて、アスラン・マスハードフ大統領が、ロシア連邦国家保安局
(FSB)特殊部隊により殺害されました。同大統領は、1997年に、国際
機関・NGOの選挙監視を通して、民主的な直接選挙で選出されており、現在
のチェチェン戦争においては、ロシア側へ一貫して和平を提案してきました。

 初代大統領ジョハール・ドゥダーエフは1996年に暗殺され、それを引き
継いだゼリムハン・ヤンダルビーエフは2004年に暗殺され、そして今はマ
スハードフと、3代の大統領が、ロシア政府により命を奪われたことになります。

 私たちはこの殺害による情勢の悪化を憂慮するとともに、アスラン・マス
ハードフの遺族、未亡人となったクサーマ、息子のアンゾル、娘のファティマ
に対して、そしてアスランを大統領として選び、彼とともに生きたすべての
チェチェン人に対し深甚な哀悼の意を表します。

 すでに十年を超える第一次、第二次チェチェン戦争の中、人口百万に満たな
いチェチェンは、二十五万人近い人命を失いました。難民化と離散は進み、貧
困と文化的基盤の喪失が進んでいます。

 コーカサスから遠く離れた極東の地にあって、マスハードフを知る日本の市
民は、深い悲しみを感じずにはいられません。マスハードフが、今年1月以来
の一方的停戦を通して、再びロシアに対して和平の手を差し出した、そのさな
かに殺害されたためです。

 平和解決を求めたマスハードフの思いは、戦争を永久に放棄する平和憲法を
持つ私たち日本の市民とも共有するものです。1997年の「ロシア連邦とイ
チケリア・チェチェン共和国の平和と相互関係に関する条約」が、同じく戦争
の放棄を掲げていることを見るとき、私たちは、この条約と、最後まで和平を
求めたアスラン・マスハードフの精神に、チェチェンと日本のひとびとの連帯
の可能性があると感じます。

 このような経緯から、私たちはマスハードフに対して、ロシア側から加えら
れている「国際テロリスト」というレッテルを認めることはできません。むし
ろ、そのような中傷をし、非道な軍事侵攻を続けている者たちが、チェチェン
での国家テロリズムを実行しています。

 コーカサスにおけるロシアの植民地支配は、400年のながきにわたってい
ます。1944年の民族強制移住時には、20万人におよぶ犠牲があり、その
歴史の延長線上に、現代のチェチェン戦争があります。プーチン大統領をはじ
めとするロシア政府当局者は、今日のジェノサイドに、直接の責任を負ってい
ます。いずれの側であれ、非戦闘員、とりわけ、女性や子どもたちをテロリズ
ムの標的とする行為は、決して許されるものではありません。

●チェチェンの人々へ:

 アスラン・マスハードフの死を悼んでいるチェチェンの人びとに、世界の平
和を願う日本の市民として、哀悼の意とともに呼びかけます。

 どうか、マスハードフが自らの命を賭して守ろうとした平和の追求を、忘れ
ないで下さい。紛争の解決は武力ではなく、交渉によるものでなくてはならな
いと、私たちは確信しています。

●ロシアの人々へ:

 引き続く戦争政策に反対し、平和を求めるロシア連邦の多くの市民に、深い
敬意の念とともに呼びかけます。

 私たちは、ロシア連邦市民の中にも、プーチン政権の、和平交渉を拒否する
姿勢を過ちと見なし、マスハードフの遺骸を家族に引き渡すべきと考えている
人びとがいることを知っています。また、プーチン政権の犯罪と欺瞞をただす
のは、第一にロシア市民の役割ではないでしょうか。どうか、一刻も早く、
チェチェン戦争を終わらせるよう、政府に働きかけてください。

●日本と、世界の人々へ:

 そして、日本および世界の市民、および各国政府に訴えます。国際的な「対
テロの戦い」と、経済問題に起因する各国政府の黙認が、ロシア連邦における
ファシズムの復活と、チェチェン戦争のの継続と、戦火のコーカサス全体への
拡大を招いています。チェチェンにおける殺戮をやめさせ、平和と人権の回復
を、ロシア政府に強く求めてください。

 ロシア政府の政策によってチェチェン戦争が続き、和平を志向する人物が殺
害されていく現状を見るとき、私たちは、この戦争の解決において、ロシア政
府には当事者能力がないと考えざるをえません。

 今こそ、チェチェン問題を、私たちの問題として捉え、無関心を乗り越えま
しょう。そして、国際社会の介入による、チェチェン戦争の解決を訴え、行動
していきましょう。

チェチェンに平和を!

2005.3.24

起草者・呼びかけ人(50音)
青山 正(市民平和基金代表)
大富 亮(チェチェンニュース発行人)
岡田一男(映像作家)
寺沢潤世(日本山妙法寺僧侶)
林 克明(ジャーナリスト)




ご賛同をおねがいします。
次の内容をコピーして、メールでお送りください。
送り先: ootomi@chechennews.org
―――――――――――――――――――――――――――――――
マスハードフ大統領殺害に関する共同声明(2005.03.24)に賛同します。
(*必須項目)

 ●お名前*:
 ●肩書:
 ●ご住所:
 ●メッセージ:



ご記入いただいた内容は、メッセージを除いて、公表しません。
―――――――――――――――――――――――――――――――
声明についての問い合わせ先:チェチェンニュース編集室
212-0057 神奈川県川崎市幸区北加瀬1-24-13-7
044-599-8398(Facsmile)
ootomi@chechennews.org

以上です。
posted by yasu at 12:30| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | チェチェン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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